こんにちは。
サイドカークルーの講座も終了し、
「ワイヤー・ロープの毛羽立ち防止」をご紹介します。

戦車模型に付け加えるとリアルさプラスのアクセント ロープ。
はたしてどのように工作するのでしょう。
先生宜しくお願いします。

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では、新講座始めましょう。

 

【ワイヤーやロープの質感を出す為の染色工程】

 

今回は、AFVモデルには欠かす事の出来ないワイヤーや

ロープの糸を用いた場合の毛羽立ちを目立たなくする方法を

ご紹介します。




  弊社M32戦車回収車のキットにはこの様な糸が梱包されています。

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これからご紹介する技法では他の木綿糸でもある程度ならば

スケール感を損ねる毛羽立ちを目立たなくする事ができます。


ワイヤーとして用いる場合とロープとして用いる場合では

表現方法が変わります。

では、順を追って何方にでも簡単に再現出来る方法を始めます。


【用意するもの】

クラフトボンド または 木工用ボンド

食器用中性洗剤

お湯

水性アクリルのタイヤブラック


用意した各種材料の混ぜ合わせる比率は以下の画像の配分です。



パレットにクラフトボンドまたは木工用ボンドを2滴。

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食器用中性洗剤を2

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  お煎茶を入れる位のお湯を3滴入れて撹拌。

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  水性アクリルのタイヤブラック

タミヤ社・クレオス社どちらでも構いません。)

10滴。

その10滴も加えていく順番があります。次をご覧ください。


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⑤ タイヤブラックの10滴の加え方

 
まず1滴。。。
②③④の工程で出来た薄めたボンド液に1滴入れて撹拌し、

そして9滴を。。。
分離しないかを確認してから残りの9滴を入れます。


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⑥混ぜ合わせた液に 糸を浸けます。

3分間浸み込ませてから引き揚げキッチンペーパーで水分を切ります。

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  乾燥するとこの様になります。

この状態では形状はどの様にでも変化を付けられます。

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よーく目を凝らしてみると下地の蛍光色が見えますが、

最終仕上げで全くと言って良いほど解からなくなります。


ここまではワイヤーでもロープでも同じ工程です、

車体に取り付ける時のアクセントと最終仕上げの色調で


どの様にも見えますので、試してみて下さい。

どれも、家庭にあるもの、なくても何処でも入手可能な物で

特別な材料は必要としません。


経済的です、今回使用のパレット・スポイト・中性洗剤は

100円ショップで購入しました


浮いたお金で、瞬間接着剤だけは良い物を使う事をお勧めします。